私の知人が、大阪の中央市場で、仲買をしています。
去年、倉庫に泥棒が入り、高値のついていた野菜を盗まれたそうなのです。
野菜は、冷蔵倉庫に入れて、保管されています。
季節によって、温度の設定を変えて、野菜を保存する為です。
野菜は、量が多い割りに、価格が高くないので、わざわざ、カギをこじ開けて、泥棒が入るとは、思っていなかったので、倉庫については、それほど、厳重にしていなかったそうです。
ところが、昨年、野菜が高騰したときに、鍵をこじ開けられて、倉庫に泥棒が入り、中の野菜を盗まれたそうなのです。
おそらく、それを市中の八百屋さんへ、かなり安い価格で販売して、利ざやを得たのではないかと言っていました。
買ったほうの八百屋は、限定しにくいし、犯人は、見つけることができないだろうと言っていました。
損害も、40万円程度なので、警察もそれほど、真剣になってくれないだろうから、なおさら犯人の特定は無理だろうと言うことでした。
それ以来、知人は、倉庫の鍵を厳重にしたそうです。
すぐに鍵専門店を読んで、強固なカギに交換してもらったそうです。
彼は、もし泥棒が入るとすれば、事務所の方だと思い、事務所の方を厳重にしていたらしいです。
ところが、冷蔵倉庫に入ったので、意表を突かれたと言っていました。
野菜は、通常はそれほど、高騰することがないのですが、気候によって、急激に、ビックリするほど、高騰することがたまにあるのです。
でも、めったにないので、まさか、盗まれることがないとどこの業者も思っているそうです。
だから、どこの業者も、倉庫は、セキュリティーが甘いそうです。
だから、そのことを知っている人間にしてみれば、高騰した時期は、ねらい目になるわけなのです。
しかし、野菜は、量が多いので、盗難には、トラックが必要になり、そこまで危険な思いをして、盗む者はいないと、油断していたわけらしいです。
彼いわく、油断は、大敵だと言っていました。
今回は、いい勉強をすることが出来たので、これを生かして、これからは、気をつけると言っていました。
倉庫のカギをこじ開けられたので、交換したそうです。
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